VEC初期の自然ネクロについて

お久しぶりです、ソラです。

皆さんRAGE VECお疲れ様でした、出場した方もそうでない方も忙しい期間だったと思います。ファイナリストになられた8名の方々は本当におめでとうございます。今回はEvKからかきくさんが見事に勝ち上がり、更に他のメンツも濃いので今からグランドファイナルが非常に楽しみです。
 
さて、今回は自然ネクロについてです。僕はRAGEには出なかったのですが、出ると仮定した場合に持ち込みを決めていたデッキなので調整期間から時間を割いて触っていました。そしてRAGEが終わり、今までに感じた事をこれからのために残そうと思いブログにしました。
 
💀目次💀
1. 自然ネクロとは
2. 構築
3. マリガン
4. プレイ
5. 各対面との相性
6. 最後に
 
 
1. 自然ネクロとは

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まず自然ネクロとはどういうデッキなのかという話ですが、端的に言えば序盤から中盤に盤面を取り、終盤で空中戦を仕掛けてリーサルを取るミッドレンジ〜コントロール域のコンボデッキだと思います。セレス、ルベルといった強力なカードで盤面を掌握、最後はトートのバーン効果、カムラ+アイシャの疾走コンボで決めるのが理想の流れですね。毎試合長い戦いをするので、ハンドと相談しながらどのカードを切るのか、あるいは温存するのかといった検討は毎ターン必要になると思います(どのデッキでもそうだとは思いますが)。
 

2. 構築

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僕が現在使用している構築になります。構築に関してはこれが結論という訳ではなくこの後の話を進めるために必要なので載せただけです。

少しだけ説明をすると、

・ソードエンジェル・エフェメラ

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RAGEでsurpassさんが採用していたのとその採用理由を見て感動したので同じく採用しました。理由としては2コス3点除去がもう少し欲しい、2コスを増やすことでセレスやルベルをキープしやすくする、2/3/1というスタッツがリノに対して偉い、セレスやコックをより使いやすくするといった点が挙げられます。

・シヴァ

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ALTの異界のように最初ネタ扱いされてたけど後から評価が変わったカードだと思います(僕だけ?)。前述の通り自然ネクロは基本的にロングゲームを戦うのでその分シヴァのバリューを高く扱えます。この枠をエンネアと悩んでいますが、カムラ、リヴァイブマナのリアニメイトでマンマルが出る点が気になるので今のところシヴァを優先しています。

・母なる君…もといママ

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自然ビショへの勝率に大きく寄与していると感じたためです。自然ビショ対面は飢餓を付けた8点以上の疾走が走ってくるのが重いですが、アニエスやムニャールには守護がついておらず、ほとんどの場合でその飢餓付きフォロワー+他のフォロワーの2面を処理できるのが強いと感じています。ミラーでも成長したコープスドッグやルベルを処理できるため複数欲しい時は存在します。シヴァを採用する関係で2枚にしています。

 


3. マリガン

先後共通→セレス、ルベル、シヴァ

先攻  →コック

後攻  →トート、休息以外の2コス

基本的にこうなります。自然ビショ対面ではビショが先攻の場合黄金都市を出してくる可能性があるため憑依は返して良いかなと思います。エルフ対面もリノなら返して良いですが自然の場合もあるため僕は持つようにしています。

 


4. プレイ

基本的な道筋としては上で書いたように序盤〜中盤は2/2/2フォロワーを中心に盤面を取り、セレスの誓い、ルベルの効果によりコストを踏み倒しながら一気に展開し、終盤でトート起動、カムラ+アイシャもしくはリヴァイブマナからのリアニメイトアイシャによる空中戦を仕掛け勝ちを目指します。

重要なのはやはりルベルを切るタイミングだと思います。本当に今ルベルが必要なのか、他の札は切らなくて良いのか、この先の相手の動きはどう予想できるか、という点をしっかり検討した上でプレイすることを心がけましょう。ルベルの役割は盤面処理、盤面を展開する、リソースの回復、トートのカウントを進める、トートの効果で顔面に2点を飛ばす等々多岐に渡ります。ランダム要素も絡んでくるので僕はルベルをプレイするかどうか慎重に検討するようにしているのですが、巷では積極的に切る派もいるらしくまだまだ考える必要がありそうです。

他にトートのバーンは2ダメージであるという点も重要だと考えています。今回の構築はセレス、コック採用型であるためケルベロスやヘリオを採用している型よりもトートによるバーンへの依存度が高まっています。そのため相手のライフを偶数にしておくと計算がしやすいかなと思います。カムラが3点疾走であったりジャスティスマナによる回復が5点であったりするので常に意識する必要は無いかもしれませんが、大体の環境デッキに入る荒野の休息は2点回復、アイシャは4点疾走、シヴァは4点バーンなので頭に入れておいて損は無いです。

また細かい点で言えば

〇セレスをプレイする前にコックを置く。

→誓いのバリューが少し上がる

〇リヴァイブマナのコストを誓いで下げた後プレイすると1pp回復する。

→0コストでナテラを置ける

〇5tセレス、6t誓い、7tルベル+コープスドッグによる一斉展開を目指す。

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→返せるのは同じくルベル+コープスドッグの展開くらい(このターンでトート発動してます)

という点も挙がると思います。

 


5. 各対面との相性

触った感想としては、

・自然エルフ  微有利 →先攻側が基本的に有利。エルフ側はルベルが非常に重く、手札からの打点が愛の奇跡、オムニスのみなのが大きい。
・リノエルフ  不利  →リノのキルターンの方が早い。ネクロ側は事故を祈るかアイシャを4tに切ってカムラ進化を狙う。
・自然ロイヤル 微有利 →この対面も先後が大きく関わるが、ロイヤル側に多面処理が足りていないので先に展開してしまうと楽。
・自然ウィッチ 有利  →ライリーがおよそ8.9tに走ってくるが、それまでにネクロが展開してゲームを掌握していることがほとんど。
・自然ドラ   不利  →非常にきつい。アクセラジェネシスが重くネクロが展開する頃にはドラが10ppで政宗を打たれてしまう。
・ミラー    先攻有利→先攻お祈り。ルベルの枚数が大きく関わってくる。
・自然ヴァンプ 有利  →ヴァンプもロングゲームを仕掛けてくるが、細かい打点を刻んでアザゼル咎めて勝つことがほとんど。ゼウスお前だけは許せん。
・自然ビショ  微不利 →先後も関わるとは思うが、それ以上にハンドのバリューが関係している。ルベルとママをいかに強く使えるか。

 以上のようになると感じています。しかし今回のRAGEでセレス型が一気に出てきたように、まだまだ構築、プレイ共に改良の余地があるデッキです。採用できそうなカードの種類が多いので環境の変化に合わせて柔軟に対応していく必要がありそうです。


 

6. 最後に

今回も長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。何か少しでも皆さんのためになれば幸いです。結構好きなデッキなのでこれからも詰めていこうと思います。環境は始まったばかりですし、RAGEが終わったからと言ってさぼっていても良くないですしね。という訳で今回はこの辺で。ではまた。

 

大事なのは内容の正確さと読みやすさですよね、反省…